劇団ゲキハロ第4回公演〜携帯小説家〜

 「劇団ゲキハロ第4回公演〜携帯小説家〜」を観劇してきました。前回の「劇団ゲキハロ第2回公演〜寝る子は℃-ute〜」はDVDでしか観ていないので、ゲキハロを劇場で観劇するのは初めてです。

 あらすじは、携帯小説「サムライ☆ベイビー」の作者である夢野美鈴(7人の高校生・中学生の合同ペンネーム)が次回作を仕上げるためにホテルの一室に集まるものの構想に詰まり、リーダー格の浅丘清香(矢島舞美)が憧れの作家である吉原健三(あいざわ元気)に小説を書くためのアドバイスを求めに行くというもの。

 前半は、7人が次回作のストーリーをそれぞれ勝手に自分の好きなジャンルへ持っていこうとするコメディ的な内容でした。劇中劇の登場人物と作家である夢野美鈴達が絡むメタフィクション的演出が面白かったものの、ドタバタ劇のような印象を受けました。後半は携帯小説およびネット文化に対する批判的な内容とそれに対する反証が交錯するメッセージ性の強い内容でした。

 正直言えば、「寝る子は℃-ute」の方が面白かったという印象は否めません。劇後半のメッセージがストレート過ぎて、もっとエンターテイメントで包んで欲しかったという気がします。

 演技に関しては、前半の部分で℃-uteメンバーの台詞がよく聞き取れなかったところが多々ありました。演技力以前に台詞をはっきり伝えるという最低限の部分をもっと頑張って欲しいと思います。「寝る子は℃-ute」では1番演技が巧かった印象がある梅さんも、今回の個性的な役柄ではとくに秀でたところは無く、℃-uteメンバー全員フラットな感じがしました。

 ℃-uteメンバー以外では、吉原健三の書生である光本誠也役の久保木秀直さん(大人の麦茶)が印象に残りました。ゲイ役なのですが、そんなに派手でアクが強い演技をしている訳でもないのに非常に目立っていました。それと、出版社の編集者である藤村俊平役の谷中田善規さん(散歩道楽)は、実際にこういう編集者いるだろうな、という非常にリアリティのある演技をしていました。

 総評として、ストーリー的な面や℃-uteの演技に進歩が見られない点で物足りない感じを受けた舞台でした。

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